アイアンマンジャパン2008道中記その3~レース後編

さてさて、得意のバイクで集中力が切れ140km付近まではどうにもペースが上がらずダラダラと走る辛い時間が続きました。
かなり沢山抜かれました。
普段のレースではバイクで抜かされることが少ないのでかなりペースが落ちていたように思います。
アイアンマンでは毎回中だるみをするのですが今回は本当に落ち込みがひどかったです。
が、不思議なこと段々と集中力が上がってきて足も動くようになってきました。
そして残り30kmぐらいから再び抜かれた選手をどんどんと抜いていくことができました。
中盤がウソのように体が動いたという感じです。
最終的にバイクラップは5時間24分、去年より1分だけ更新。
目標は5時間15分だったので全然ダメです。
2回止まった影響も大きいと思います。
とはいえ途中かなりペースダウンしていたのにこのタイムなのでもう少し前半落としてイーブンペースで行くことを重視すれば何とかなるかな??
その辺は来年の課題ですね。
何はともあれランスタート時点で6時間29分。
キロ5分で走ればギリギリ10時間を切れるかもしれないと希望をもちながらランへ。
初めの1~2キロは本当に足が動かなくて参りました。
でも気にしていたヒザの痛みもなくちゃんと走れそうな感じではありました。
6キロほど走って段々と体が落ち着いてきたなと思った頃に左の腰から太ももの裏にかけて筋肉の張り感が出てきました。
これはもしや・・・と思っているとすぐに左膝外側に激痛が・・・
歩くと痛みがおさまりますが走り出すとすぐに同じように痛みがでます。
しばらく座り込んでストレッチなどをしても走り出すとすぐに元の状態に。
まだ7kmぐらい。残り35kmを歩くべきかどうか?
歩いている内にましになるかと思いトボトボと歩き出しました。
エイドでエアーサロンパスをふってみたり氷でアイシングしたりするもまったく症状は改善せず。
キネシオテープでもあればひょっとすると動けるようになるかもと思ったのですが残念ながらエイドには固定用のテーピングしかありませんでした。
結局7kmほど歩いて14km地点のエイドで1時間ほど休むことに決めました。
このまま歩いても制限時間内にゴールは厳しかったのでしばらく休めんで体が回復することを期待しての判断です。
たまたま止まったのがマイミクの人がいるエイドでいろいろとお世話になりました。感謝です。
そのエイドの横に寝転がりストレッチやらPNFやらトリガーポイントやらいろいろと自分の体をセルフ施術してたのですがやはり走る動作をするとすぐに腰からひざにかけてパンパンになりひざが痛み走れません。
自分で検査した限り原因はひざではなくて腰方形筋や臀筋群といった腰周辺のような気がします。
バイクの時から腰の鈍痛がいつもより激しかったですからね。
結局1時間近く休んで走り出すも500mもいかないぐらいで痛くなりまたウォーキング。
歩いて完走は絶対不可能な時間でしたし、歩いても痛むようになってきたので次のエイドステーションでリタイアすることを決心しました。
無理して歩くこともできなくなると後々大変ですので・・・
という感じでなんとも不完全燃焼で今年のアイアンマンジャパンは終わってしまいました。
やはり来るときに運を使い果たしてしまったのか??
それにしては代償が大きすぎるぞ!
なんて思っていたのですが次の日のアワードパーティでビックリするようなラッキーなことが起こりました。
それは次回に。

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