骨盤のお話~其の一
今月から健康講座を開始し、骨盤をテーマにして話をしています。
最近は骨盤に関する話題が健康番組や雑誌などでよく出てくるので詳しい人が多いかなと思っていました。
でもふたを開けてみると、「何となくイメージできるけど・・・」という感じで詳しいことまではご存じでない方ばかりでした。
ということで健康講座のネタの一部にもなっているのですが、骨盤について何回かに分けて書いていこうかなと思います。
まずは、骨盤とは何ぞやという話から。
「あなたは骨盤の場所が分かりますか?」
と問いかけるとみなさん腰の辺りを触ってくれます。
まぁ、正解と言ってよいでしょう。
「では、骨盤はいくつの骨から出来ていますか?」
と問いかけると答えられる人はかなりのマニア(笑)になってくるようです。
そもそも、骨盤という名前の骨はありません。
複数の骨が組み合わさった構造を我々は「骨盤」と呼んでいます。
まぁ、一つの骨だったら歪みようがないので当然といえば当然ですね。
ちなみに骨盤は英語でPelvisといいます。
さて、健康講座では骨盤は仙骨と二つの腸骨からできていると説明しました。
しかし、もっと正確に言うと腸骨は寛骨と呼ばれる骨の一部になります。
なので解剖学的に厳密に言うと骨盤は
・仙骨
・尾骨
・寛骨(腸骨+恥骨+座骨)
の3種類の骨から構成されています。

寛骨を構成する3つの骨(腸骨・恥骨・座骨)は生まれたときは軟骨でくっついていますが成長するに従って融合して一つの骨となります。

ちなみに、骨盤の上部を大骨盤(偽骨盤)、下部を小骨盤(真骨盤)という場合があります。
この小骨盤という部分が出産時に胎児が通り抜ける産道となります。
これで骨盤がどういう骨の組み合わせかはわかりましたよね。
次回は、骨盤の役割について話をします。腰痛とも関連が深いですよ。
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