いよいよテレビ放映

BM2007-1.jpg今日はついに第31回鳥人間コンテストのテレビ放映があります。
大会の応援に行ったとはいえ、実はタイムトライアル部門以外は見れなかったので他の競技は結果だけしか知りません。
なのでどんなフライトがあったのかテレビで見るのが楽しみです。
ちなみに墜落するパターンを知っておくと見るのが少し楽しくなるかもしれませんね。
非常に単純化してに説明すると...
1.主翼が折れてバンザイして墜落

これはわかりやすい。構造的に曲げに対する強度不足ですね。設計・工作精度の問題がほとんどでしょう。

2.主翼が翼端からねじれていって墜落

主翼のねじり強度不足またはスピードの出し過ぎです。
プラットフォームから飛び出したときに機首をうまく引き起こせているかどうかがポイント。引き起こさずに機首下げ気味でドンドン加速していくとこうなります。
というのも、しっかり設計していても設計よりも速いスピードになると設計値以上のねじる力がはたらいてしまうからです。
パイロットの操縦が重要ですね。

3.飛び出したすぐに機体の姿勢が大きく変わって墜落

飛び出してすぐに機首がグンと上げがったり下がったりしてあっという間に墜落するパターン。これは機体の重心位置が悪いです。
設計がなってません。

4.飛び出してしばらくして左右どちらかに急旋回して墜落

突風を受けてバランスをくずしたということも考えられますが、機首の上げすぎが原因である場合の方が多いです。
機首を上げすぎると主翼が失速と呼ばれる揚力が小さくなり抵抗が激増する現象が起こります。理論的には左右の翼同時に起こるはずですが、実際には工作精度、風の向きなどにより左右どちらか条件の悪い方から失速が始まります。
そうすると失速した側が揚力が減って抵抗が増えるからそちらに急旋回してしまいます。
こうならないように適切な機体の姿勢を維持する必要がありパイロットの技術が重要になってきます。

という感じでしょうか?
他にも色々ありますがこれで機体が悪いのかパイロットが悪いのかの大ざっぱな判断は出来ると思います。
そういう視点で見ると面白さも増すかも??
ま、空を飛ぶのは難しいことなわけです。
鳥って本当にスゴイ。

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いよいよテレビ放映” に対して2件のコメントがあります。

  1. りかお より:

    鳥人間の見方ですね。
    最近は琵琶湖横断が常識のように良く飛ぶので、
    本当にすごいなーと思います。
    チャンピオンとして、いつかあのテレビで
    喋って欲しいな。

  2. まことん より:

    5,6年前ならしゃべったこともありましたがもう無いでしょうねきっと...

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