ピンク筋とダイエットの関係

ピンク筋がダイエットと関係しているということを説明する前になぜ遅筋は赤いのかを知っておきましょう。
遅筋にはミオグロビン・シトクロムなどの酸素を貯蔵したり還元したりするタンパク質が多く含まれています。そのお陰で酸素を用いて脂肪を持続的に分解してエネルギーとする能力(有酸素性代謝活性)が高いのです。
そして、これらのタンパク質は実はヘモグロビンと同様赤い色をしています。
そのために遅筋は赤いのです。
そして、ピンク筋はそれらのタンパク質を豊富に含んだ白筋と言えます。
従来はこのように有酸素性の代謝が高い遅筋が筋肉の基礎代謝のほとんどを占めていると考えられていました。
だから、ゆっくり長いトレーニングで遅筋を鍛えれば基礎代謝が上がり脂肪の付きにくい身体になると。
しかしながら、近年脱共役タンパク質-3(UCP-3)と呼ばれるものが発見されました。
これは熱や脂質のエネルギーを直接「熱」にしてしまうタンパク質です。
要は安静時に(筋肉を動かさなくても)エネルギーを消費して熱を発生させ体温を維持してくれるわけです。
そしてこれがタイプ2aの筋肉、すなわちピンク筋に多く含まれているのです。
ですから、いわゆる太りにくい体質にするにはこのピンク筋を鍛えるトレーニングをすることが効果的な可能性があるのです。
ピンク筋を鍛えるにはある程度無酸素運動的なトレーニング、つまり筋トレや負荷の高い運動を行うことが効果的と考えられます。
有酸素運動だけではなかなか体脂肪が落ちない人は一度筋トレや負荷の高い運動などをお試しあれ。
ビリーズブートキャンプは負荷が高いのでピンク筋を鍛えるにはとても効果的かもしれませんね。

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