軸・じく・ジク?~体の軸について~

今日午前中は予定を調整してスイム&バイク練習。
バイクの方は練習といっても基本的にはペースメーカ。
今月末日本選手権への出場権獲得を賭けたレースに出る女子選手のバイク練習のお手伝いです。
彼女にはスイムでは僕は全く歯が立ちません。悲しいかな彼女がリラックスして泳ぐのと僕が必死で泳ぐのが同じレベルです。
ところが、バイクになると一転して僕がリラックスして走る後ろを彼女が必死で着いてくるという状況になります。
で、こういうときはいつもこの大きなレベル差はいったい何の差だろうと考えてしまいます。といっても答えは分かっていて筋力でも体力でもなく間違いなく身体の使い方なんですよね。
そして、今日はその中で面白い気づきがありました。それはスポーツの世界でよく言う「軸」という身体意識です。
僕は自転車に乗るときはそういうのを全く意識しているつもりはなかったのですが実は無意識に「軸」をつくってのっているということに気づけたのです。
コーチの話では彼女がバイクで伸び悩んでいるのは
骨盤や体幹がグニャグニャでうまくペダルに力を伝えることが出来ないから」
というのです。
最初はピンときませんでしたが”意識”して骨盤周りの”固定”を外してみると確かに体の重心が定まらずペダルにうまく力を伝えられない。
そして...この感覚は何かに似ているなと思ったら...自分のスイムの時の感覚と似ていました。
どうやら僕はスイムの時は体にしっかりと軸をつくることが出来ていないようです。
そしてもう一つ、軸という感覚は力を入れて固定するわけでもないということも気づきました。
バイクの場合、骨盤周りを力を入れて固定しているという感覚は全くありません。実際ペダリングの時には骨盤も動かしています。
骨盤付近(丹田にあたる付近だと思います)に重心を固定し、そこを支点にして動いているという感じでしょうか?うまく言葉では表現できません。でも固定するための力は全く入っていない(入れている感覚がない)のです。
この発見と自分の他の種目での身体の使い方を考えると、
●スイムでは軸がないから体がふにゃふにゃして頑張る割には進まない
●ランでは逆に軸を意識するあまり体に力を入れ過ぎ
ということが見えてきました。
軸を意識するけど体はリラックス、これをスイムとランでも実現できればレベルを一つ上げることができるような気がしてきました。
とはいえ、どんな練習をすればこの感覚を養えるのだろう?
研究課題がまた一つ増えた...

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