腰椎すべり症・分離症~原因は?

さて、今回は原因のお話を。
原因としては、腰を反らし過ぎ(腰椎の過前湾)の状態で腰に大きな負担をかけた場合に発生する事が多いです。
簡単に言えば、腰を反らすことが多いスポーツをしている人によく見られます。
例えばランナーの場合、腰を反らした方が速く走りやすくなります(黒人選手の走り方などを想像してみてください)。
またスポーツをしない人でも普段の日常生活で過度に腰を反らしすぎの生活をしている場合もこの症状が起こる可能性が高くなります。
この腰を反らした状態がなぜ悪いかというと、下図を見てください。

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上半身の体重は腰椎の部分でこのようにA,Bの二つの方向の力にわかれます。
そうすると腰を反らせるとAの方向の力がドンドンと大きくなることが直感的に分かると思います。
この時Aの方向の力に耐えて腰椎が前に滑っていかないようにストッパーの役目をしているのが椎弓の部分と腰周辺の靱帯達です。
激しい運動や生活習慣でA方向に大きな力が繰り返し加わるといわゆる疲労骨折のような状態になって分離症になったり、ずれたりしてしまうわけです。
さて、分離したものやずれた腰椎はもう何ともならないのか?
腰痛とは永遠に付き合うわなければならないのか?
その話は次回に。

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