注意を向けるところが違いますよ...
先日、ヨガをやっていて首を痛めたという患者さんを施術しました。
話を聞くと“鋤(すき)のポーズ ”をやった時に隣の人を見ようと思い首を横に向けてから首がおかしくなったそうです。
ヨガは身体にいい、そんなイメージを誰もが持っていると思います。
インストラクターの人も、大抵はいいスタイルで驚くほど柔らかいです。
そして、そういう人を見るとついつい自分も...と思って頑張ってしまう人が多いのではないでしょうか?
しかし、柔軟性は一人一人異なります。
そこに注意しないと、中には身体の関節の可動域をフルに使うポーズもあります。
なのでそこで限界を超えるてしまうと靱帯や筋肉を痛めることになってしまいます。
こういう事をやるときは、インストラクターを見るのでもなく、もちろん隣の人を見るわけでもありません。
では、何を見るのか?
それは、もちろん自分自信のカラダです!
見る、と言うよりはカラダから伝わってくる感覚に注意を持って行くという表現が正しいとでしょう。
筋肉・関節から伝わってくる感覚。これに集中していればこれ以上はまずいとか、何処の筋肉に力が入っているのかなどを冷静に感じることが出来るようになります。
これはヨガ以外でもストレッチでも筋トレでも同じです。
何処の筋肉が伸ばされているか、何処の筋肉を鍛えているのか、意識する(できる)としない(できない)とでは効果は大きく変わってきます。
例えば筋トレをやっても成果が出ない人はまず何処の筋肉を使っているのかを正確に意識できるようにならなければなりません。
漫然と動かしているだけでは効果が低いのです。
どんなに他人を気にしていても自分は健康になりませんよ!
まずは自分自身のカラダに注意をむけて、そしてカラダと対話しないと。