カラダに優しい身体の使い方
トライアスロンジャパン(略してTJ)という雑誌があります。
タイトルの通りトライアスロンを題材にした雑誌。
その魅力はトレーニングなどカラダを鍛える特集がかなりマニアックな点です。
3種目あるからネタが豊富というのもあるのかもしれませんが、最新のトレーニング理論をよく特集してくれたりするのでこれを読んでおけば水泳・バイク・ランの3種目のトレンドはそこそこ押さえられるように思います。
そんなTJの6月号に面白い記事がありました。
43歳になってもロングのレースでトップクラスの成績を誇る選手のトレーニング哲学みたいな記事です。
すごく要約して書くと...
歯を食いしばって辛く厳しい練習をして上を目指すと心身ともに消耗するわりには必ず壁にあたりあるレベル以上いかなくなります。カラダが壊れてしまうんですね。
一方で、世界のトップレベルの選手達はみんな「気持ちよさそう」に動きます。
あんまり頑張り感を感じさせません。
そこから、アスリートが本当に高めるべき「本質的な能力」とは“人間本来の構造通りに身体を使う能力”を磨くことだと論じています。
苦しい練習をしないと速くならないという固定観念を捨て、苦しくならないように身体を動かすことを模索する...そうすると違った地平が見えてくると。
これだ!
と思わずうなずいてしまいました。
僕も昔、というか最近まで苦しい練習こそが最大の効果があると思っていました。
でも、ここ1,2年は出来るだけ身体に無理のない動きをしようという意識を持ってフォームの改善などに取り組んでいます。
ただ、身体に染みついた
“力で何とかする”
クセがなかなか抜けず苦労しています。
「本来の構造通りに身体を使う」コツを身につけたらそれは普通の生活だけでなく施術や運動の指導でもきっと役に立つと思います。
腰痛や膝痛などに悩まされている人や過酷な労働で怪我予備軍になっている人たちに
「カラダにやさしい身体の使い方」
を指導できるようになるのが一つの目標です。
さて、それに向かってまずは自分を変えていかないと...